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Shinksの造作シェルフ3つのこだわり~柱と棚の接点の処理にこだわり美しく仕上げます

 

◆現場の床の不陸調整

不陸とは、床や地面が水平になっていない状態を指します。
例えば、わずかな傾きや、部分的な凹凸・波打ちがある状態のことです。

新築でも微妙な不陸は生じますし、特にリフォームや古い建物では、床材の経年劣化や下地の沈みなどによって、水平であるはずの床に数ミリ~数センチの高低差が生じているケースは珍しくありません。

造作家具(シェルフ・TV台・収納など)は、基本的に水平・直角を基準に設計・製作されており、床が傾いているまま家具を設置すると以下のような問題が起こります:

◇家具の傾きにより、美観が損なわれる
◇引き出しや扉が自然に開閉してしまう
◇家具本体に歪みや負荷がかかる
◇天井や壁との隙間にズレが生じる

このため、現場で正確な不陸測定を行い、水平を保った上で設置することが非常に重要になります。

 

 

◆現場の柱の垂直、水平、寸法誤差の調整

造作家具や内装工事において、現場納まりを美しく仕上げるために欠かせない工程です。
図面上では柱はまっすぐ・垂直で・寸法どおりに描かれていますが、実際の現場では以下のような誤差がしばしば見られます。

◇柱がわずかに傾いている(垂直誤差)
◇柱の面がねじれている(捻れ)
◇柱の断面が設計寸法より太い/細い(寸法誤差)
◇柱と柱の間隔が均等でない(通り芯ずれ)

これらの誤差があるまま施工を進めると、造作家具や内装パネルなどが隙間だらけになったり、無理な力がかかって破損しやすくなったりします。

 

 

◆造作シェルフと柱とのクリアランスの処理

造作シェルフを壁面や柱にぴったりと納めようとすると、現場の誤差や木材の歪み、施工誤差により数mm~1cmほどの隙間が生じることがあります。
当社では、壁面や柱と家具・建具・内装材との隙間を埋めるために雑巾摺りを使います。
雑巾摺りを活用することで、美しさと精度を両立した納まりが可能となります。
隙間を隠しつつ美しく仕上げる造作家具をデザイン致します。

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