公共施設における家具には、デザイン性だけでなく「耐久性」「安全性」「メンテナンス性」といった高度な要件が求められます。今回は、デザイン事務所様よりご依頼を受けて開発した、図書館向けラウンジチェアのOEM製作事例をご紹介いたします。
プロジェクト概要|限られた情報からのプロダクト開発
本案件では、支給された資料は以下の内容に限られていました。
◆納入空間のCGパース
◆各アイテムのおおまかな外形寸法図
これらの情報をもとに、意匠性・機能性・耐久性を高いレベルで成立させる必要がありました。特に図書館という不特定多数の利用者が長期間使用する環境においては、見た目以上に「構造設計」が重要となります。
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設計・開発プロセス
1. 製作用図面の設計
CGパースからデザイン意図を読み取り、実際の製作に落とし込むための詳細図面を作成。構造体・内部フレーム・荷重分散設計などを加味し、量産を前提とした設計を行いました。
2. 試作品(プロトタイプ)の製作
設計内容を検証するため、試作品を製作。座り心地や強度、仕上がり精度を確認し、必要に応じて改良を実施しました。
3. 量産・納品
最終仕様確定後、量産体制へ移行し、現場へ納入。品質の均一性を担保しながら、スケジュール通りの納品を実現しました。
開発のポイント|見えない部分の品質設計
今回の開発で最も難易度が高かったのは、「シンプルなデザイン」と「高い耐久性」の両立です。
外観は極力ミニマルに仕上げつつ、内部構造には補強金具を適切に組み込み、長期使用に耐えうる強度を確保しました。これにより、デザイン性を損なうことなく、公共施設基準に適合する耐久性を実現しています。
機能面の工夫|メンテナンス性の向上
座面および背もたれの張地には、防汚・撥水コーティングを採用しています。
◇汚れの付着を軽減
◇水分の染み込みを防止
◇日常メンテナンスの負担軽減
図書館のように利用頻度の高い空間において、長期的な美観維持に貢献する仕様としています。
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当社の造作家具・OEM対応について
当社では、本事例のようなOEM家具開発をはじめ、多様な空間に対応した造作家具の設計・製作を行っております。
◇対応可能な什器例
◇レジ台・受付カウンター
◇壁面収納・ディスプレイ什器
◇ソファ・チェアなどの家具一式
◇サービス内容
◇ご要望に応じた製作図面の作成
◇お見積のご提示
◇試作〜量産までの一貫対応
◇現場への搬入・据え付け工事の手配
造作家具で重要な「現場との取り合い」
造作家具は、単体で完成する製品ではなく、建築・内装と密接に関係します。そのため、
◇壁・床・天井の仕上げ
◇他設備との干渉
◇納まり・寸法精度
といった「現場との取り合い」を事前に確認することが極めて重要です。
当社では、これらを踏まえた上で最適な仕様をご提案し、設計段階から現場との整合性を担保します。
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まとめ|デザインと実用性を両立するOEM家具開発
OEMによる家具開発では、限られた情報からでも意図を汲み取り、形にする設計力と製造力が求められます。
今回のように、
デザイン性・耐久性・メンテナンス性を高いレベルで両立することで、空間価値を支える家具が実現します。
図書館・商業施設・オフィスなど、用途に応じたオリジナル家具の製作をご検討の際は、ぜひご相談ください。









