店舗やオフィス、ホテル、商業施設などで造作家具を導入する際、多くの方が気になるのが「費用」です。
造作家具は空間に合わせて設計・製作できるため、デザイン性や機能性に優れていますが、既製品と比較するとコストが高くなる傾向があります。
しかし、設計や仕様を工夫することで、品質やデザイン性を大きく損なうことなくコストを抑えることが可能です。
今回は、造作家具の製作費用を抑えるためのポイントをご紹介します。

造作家具の費用は何で決まる?
造作家具の価格は主に以下の要素によって決まります。
◇材料費
◇加工費
◇塗装費
◇金物費
◇搬入・施工費
◇設計費
特にコストへの影響が大きいのは「材料」と「加工工程」です。
そのため、コストダウンを検討する際は、この2つを中心に見直すことが重要になります。
1. 材料を見直す
造作家具のコストダウンで最も効果が大きいのが材料選定です。
例えば無垢材を使用する場合と、メラミン化粧板を使用する場合では費用に大きな差が生じます。
◇コストを抑えやすい材料例
◇メラミン化粧板
◇ポリエステル化粧板
◇強化紙化粧板
◇プリント合板
近年の化粧板はデザイン性も高く、木目や石目などの表現も豊富です。
見た目の高級感を維持しながらコストダウンできるケースも少なくありません。
2. デザインをシンプルにする
複雑な形状は加工工程が増えるため、製作費が高くなります。
例えば以下のような仕様はコストアップの要因になります。
◇曲面加工
◇特殊なR加工
◇装飾彫刻
◇複雑な切り欠き
一方で、直線を基調としたシンプルなデザインは加工時間を短縮できるため、コストを抑えやすくなります。
デザイン段階で製作性を考慮することが重要です。
3. サイズや仕様を統一する
店舗やオフィスで複数台の家具を製作する場合、サイズを統一するとコスト削減につながります。
例えば、
◇棚の寸法を統一する
◇テーブルサイズを揃える
◇扉サイズを共通化する
ことで材料ロスや加工時間を削減できます。
量産効果が生まれるため、1台あたりのコストも下がります。
4. 金物を見直す
スライドレールや丁番などの金物も家具価格に大きく影響します。
高機能な輸入金物は品質に優れていますが、その分コストも高くなります。
使用頻度や用途を考慮しながら適切なグレードを選定することで、無理のないコストダウンが可能です。
5. 早い段階で家具メーカーに相談する
設計が完成してからコスト調整を行うと、大幅な設計変更が必要になる場合があります。
そのため、企画・設計段階から家具製作会社へ相談することがおすすめです。
製作ノウハウを持つメーカーであれば、
◇加工方法の見直し
◇材料提案
◇構造提案
◇施工方法の改善
など、さまざまな視点からコストダウン案を提案できます。

コストダウンで重要なのは「安く作る」ではなく「適正化する」こと
造作家具のコストダウンというと、単純に安価な材料へ変更することをイメージされる方もいます。
しかし、本当に重要なのは必要な品質を維持しながら無駄なコストを削減することです。
用途や設置環境に合わせて最適な仕様を選ぶことで、予算と品質のバランスが取れた家具づくりが実現できます。
まとめ
造作家具の費用を抑えるためには、
◇材料を見直す
◇デザインをシンプルにする
◇サイズを統一する
◇金物を最適化する
◇企画段階から製作会社へ相談する
といった方法が効果的です。
当社では、デザイン性や機能性を維持しながらコストダウンを実現するご提案を行っています。
店舗家具・オフィス家具・ホテル家具・商業施設向け家具の製作をご検討の際は、お気軽にご相談ください。









